「発達障害」について理解する

 発達障害は、脳機能の発達が関係する生まれつきの障害です。発達障害がある人は、コミュニケーションや対人関係をつくるのが苦手です。また、その行動や態度は「自分勝手」とか「変わった人」「困った人」と誤解され、敬遠されることも少なくありません。それが、親のしつけや教育の問題ではなく、脳機能の障害によるものだと理解すれば、周囲の人の接し方も変わってくるのではないでしょうか。

 ここでは、発達障害のある人を理解するために、自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害など、主な発達障害の特徴を紹介します。なお、発達障害は、複数の障害が重なって現われることもありますし、障害の程度や年齢(発達段階)、生活環境などによっても症状は違ってきます。発達障害は多様であることをご理解ください。

(引用元:政府広報)

【「広義の発達障害」と「狭義の発達障害」】

(1)「広義の発達障害」
 「発達障害白書2011版」(日本発達障害福祉連盟編)では、発達障害を下記①②のように解説しています。「発達障害」を理解する上では、まず、この「広義の発達障害」という概念を知っておくことが大切です。

「発達障害」とは、
  ①知的障害を含む包括的な障害概念
  ②中途障害とは質が異なり、「知的障害」を中核とした、生涯に渡りさまざまな支援が必要な状態

(2)「狭義の発達障害」
 「広義の発達障害」という概念を踏まえると、2005年に日本で施行された「発達障害者支援法」の対象は、「狭義の発達障害」と言えます。



(引用元:東京都多摩府中保健所「発達障害のある子どもへの対応」)