(1)自閉症スペクトラム(広汎性発達障害:PDD)

 自閉症、高機能自閉症、アスペルガー症候群などが含まれます。
 「社会性の障害」「コミュニケーションの障害」「想像力の障害」の3つの特徴が見られます。知的発達の遅れを伴う場合と伴わない場合があります。
  ■「社会性の障害」
  ・人とやり取りをする力が弱い。
  ・その場の雰囲気を汲み取ることができず、「自分勝手な行動」をしてしまう。
  ・常識や一般的なルールがわからない。
 ■「コミュニケーションの障害」
  ・相手の気持ちや立場を考えながら、言葉や表情、身振りでやり取りすることができない。
  ・言葉の意味を理解していても、ふさわしい場面で使うことができない。
  ・冗談や皮肉が通じない。
 ■「想像力の障害」
  ・皆と同じように考えることが苦手。他の人と共通イメージを持ちにくい。
  ・興味や関心の幅が狭く、特定の物事に強いこだわりを持つ。
  ・曖昧なこと、抽象的なこと、例え話などを理解するのが苦手。

(2)学習障害(LD)

 全般的な知的障害はありませんが、「聴く」「話す」「読む」「書く」「計算する」「推論する」といった学習に必要な能力を身に付けることが難しい状態を言います。(文部科学省)
 この定義とは別に「ディスレキシア(読み書き障害)」「算数障害」を指す定義もあります。

(3)注意欠陥多動性障害(ADHD)

 「注意障害」「多動性」「衝動性」といった、主な3つの行動の特徴が見られます。自分をコントロールすることが苦手で、多くの場合、以下のような行動面の問題として現れます。
■「注意障害」
 ・物事に集中できない ・気が散りやすい ・忘れっぽい ・整理整頓が苦手
■「多動性」
 ・そわそわ、くねくね、バタバタする ・席に座れない ・多弁
■「衝動性」
 ・思い付きで突然行動する ・急に行動を止めることができない ・順番を守ることが苦手 ・待つことが難しい

(4)その他の発達障害

■分離性不安障害
 4~5歳を過ぎても、愛着を持つ人から離れることにとても不安を感じてしまう状況と言います。そのため例えば、登園できない、お母さんと離れて眠ることが出来ない、腹痛を訴えるなどが出ることがあります。

■社会不安障害
  「人前で失敗するのではないか。」と不安になり、人と接することを避けるような状態を言います。通常は思春期以降に多く見られますが、学齢前から強い人見知りや不安を抱く場合もあります。

■発達性協調運動障害
 身体の協調運動がうまくいかないため、手先が不器用、運動がぎこちないなどの状態が見られます。例えば、ボールを投げるというような動作がうまくできない、ボタンがうまく留められない、ハサミなどの道具を使うことが苦手ということがあります。

■場面かんもく(緘黙)
 家庭では普通に話せるのに、保育園や幼稚園など、特定の社会状況では話をしない状態を言います。家庭では普通に話すため、保護者が気づいていない場合も多くあります。

■音いん(韻)障害
  コミュニケーション障害の1つです。吃音や早口すぎる、年齢相当の発音ができない、誤った発音をするなどがあります。
  例えば、「うさぎ」⇒「うちゃぎ」、サ行がタ行になる「サカナ」⇒「タカナ」などがあります。

■摂食障害
  食べ物ではないものや普通は食べないもの(石、ボタン、ほこり、髪の毛など)を食べてしまう異食症、極度の偏食、食が細く食べない、などがあります。

■遺ふん(糞)症・昼間遺尿症
  通常、幼児期に獲得する排泄習慣が4~5歳になっても自立しない場合(一次性)、又は一旦自立してもある時期からできなくなる場合(二次性)を言います。
  便を漏らす場合を遺ふん症、昼間に尿を漏らす場合を昼間遺尿症と言います。

■チック症
  突然起こり、リズムなく繰り返される運動、又は発声のことを言います。運動チック(瞬き、顔しかめ、首ふりなど)と、音声チック(咳払い、吠えるような声など)があります。

(引用元:東京都多摩府中保健所「発達障害のある子どもへの対応」)


様々な障がいの特性

(引用元:政府広報)